土地家屋調査士資格とは?
- 国家資格であり、公的な土地・建物の登記情報に基づいて測量・調査し、登記図面の作成や申請を担える専門職です。
- 試験は 択一式(民法・不動産登記法・土地家屋調査士法) と 記述式(土地・建物) から構成され、相対評価で合格者数が年ごとに決まります。
試験概要
- 2024年度(令和6年度)試験の例:
- 筆記:10月20日、口述:1月23日
- 出題構成:
- 択一式:20問(合計50点) 民法3問 不動産登記法17問
- 記述式:土地・建物 各25点(計50点)
- 合格率:約10%前後
- 範囲 民法(総則、物権、相続)、不動産登記法、測量の作図・計算などが出ます。
- 相対評価試験のため、高得点を取る受験生が多いと合格点も上がります。
勉強方法
資格予備校などのテキストで一通りインプットして、過去問メインに勉強していくのがスタンダードかと思います。
択一は20問中20問正解を目指しましょう。
毎年、択一満点取る受験生が合格者数の5~7割ぐらいはいます。
基本的には、択一で高得点を稼ぎ、土地建物の書式で合格点を超えることを目指すのがお勧めです。
また、土地家屋調査士試験は相対評価の試験のため、毎年合格点が70~80点と高い水準で推移しています。
80点は取るつもりで勉強しましょう。
独学のメリットとデメリット
独学の最大のメリットは、学習費用を抑えられることです。自分のペースで学習を進められるため、仕事や家庭の都合に合わせやすいです。
しかし、市販のテキストは資格予備校のテキストと比べると内容が不十分だったり、受験のノウハウも得にくいので、あまりお勧めしません。
資格予備校のメリットとデメリット
資格予備校を利用すると、体系的なカリキュラムや講師の指導を受けられます。
最新の試験内容が反映された勉強もできますし、今はオンライン講座も充実しており、通学しなくても勉強できます。
土地家屋調査士試験は難関資格のため、資格予備校をうまく利用することが合格の近道だと思います。
資格予備校の特徴
以下に、主要な資格予備校の特徴をまとめました。
アガルート

完全オンラインの講座で、通学しなくてもどこでも勉強できます。
アプリもあり、動画講義や過去問解説もいつでも携帯でも視聴できるため、移動中に聞いたり、ラジオ感覚で聴けるとこがおすすめです。
講義内容としても、内容を一通り網羅しているため、この講座を完璧にこなしてれば合格に近づけると思います。
LECの答練模試を併用するのがおすすめです。
LEC(東京リーガルマインド)
長年の実績を持つ資格予備校で、通学も通信も両方講座があります。
講座内容もわかりやすく、さすが大手予備校といった感じです。
また、複素数計算や書式の解き方、敷地権の見方、などは私もLECの単科講座なんかを利用して学習しました。
答練も資格予備校の中では一番良質だと思います。
東京法経学院
こちらも長年の実績がある資格予備校の老舗です。
土地家屋調査士講座も通信と通学なんかがあります。
土地家屋調査士六法はここでしか販売していないと思いますので、購入しておくといいと思います。
まとめ
個人的には、アガルートの通信講座とLECの答練模試、計算なんかの単科講座を併用するのがいいかなと思います。
すべてLECの講座にしてもいいかもしれませんが、通学が大変な人は、アガルートの通信講座おすすめです。
結局は、自分がどれだけ勉強するかが合否に一番関わってきます。
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